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天使に近づきたかった少年

2.神

俺は硬直して、何も言葉を発する事が出来なかった。

神を信じるか・・・?

そんな事、こんな所で聞くか?

「お、お前は・・・・」

「神を信じるなら、君は我等と供に来るべきだ・・・。」

男はそういうと、グローブをはめた左手を俺に差し出した。

・・・神なんて。

神なんているわけがない。

もしもいるなら・・・

どうしてこんなに・・・辛い事ばかり。

俺は神に嫌われいてるとでも・・・・?

「・・・君が思う神は、どうやら『あちら』の神らしい・・・」

男が薄らと唇を動かした。

俺は何も言っていないのに・・・

まさか,読まれている・・・?

「・・・神とは、時に優しく、時に残酷で、恐怖の根源でもある・・・」

男はそういうと、俺のすぐ後ろにある窓を見据えた。

その瞳に、表情にとてつもなくわかりにくい

しかし純粋な、男の本当の悲しみが映っている・・・

そんな気がした。

「・・・神がいつしも、人を愛する存在だとは思うな。彼らは簡単に『君達』人間を裏切る。」

「・・・」

もし、彼がいうように、神が存在するのなら・・・

「・・・俺は、そんな神、いらない・・・」

勝手に言葉がついて出た。だが、思っていた事が。

「・・・要らない、か・・・。」

男は何故か、同意するように小さく頷いた。

「今更、そんな事を言ったところでもう遅い・・・。神は既に現れた・・・否、誕生してしまったのだから。」

男がどこか失望したように言って下を向く。

と、男にある異変が起こった。

彼は苦しそうに胸を押さえると、その場にしゃがみ込む。

「な、何・・・・?!」

「・・・っ。」

男は小さく呻くと、一瞬動きを止めた。

「・・・?」

俺はそっと、男の顔を覗く。

そこはありえないほど暗く計り知れない闇が広がっていた。

男の顔はその闇に隠れて見えない。

「・・・おはようございます、いい夜ですね・・・」

困って立ち上がろうとした俺の背後で声がした。

振り返ると、男が立っている。

「あっ、大丈夫だったんですね・・・・・・。」

「・・・こんな夜を、待っていた・・・。月すら身を隠す、闇が世界を埋めつく夜を。」

男が言う。目は前髪に隠れて見えない。

口元だけが少し見える。

それは緩んで、つりあがっていた。

だが、笑っていない。

これは、笑っているのとは違う・・・

もっと凶悪で、恐ろしく強大な。

・・・そう、恐怖。

今の彼から感じるのは、恐怖だけだ。

「・・・何を言って・・・」

「・・・こんな日にか、僕の出番はない・・・。

でも、今日、今の時間は僕のものだ。彼のように生易しい「ニンゲン」に渡しはしないさ・・・。」

男は一人で、話していたがやがて俺の存在に気付いて、俺に向き直る。

「君は・・・?」

「・・・そんな事より、俺は貴方のほうが気になりますよ。さっきとは、まるで別人・・・」

そう、さっきとは絶対に別人なのだ。

まるで、体に誰か違うものがのり移ったかのように。

「・・・それは当然。僕は彼とは違う・・・。そうだ、自己紹介をしようか。」

男は元々上がっている口を更に吊り上げてにっこりする。

「はじめまして。僕は神。破壊神・セナ・マグニクス。」

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コメント

すっげ~うまいな+興奮

何でそんなにうまいんだ??

俺書こうと思っても下手なのしか書けね~し・・・・

続き読みたい+満笑

書くのん待ってんな+ニィ

投稿 雷雅 | 2008年5月10日 (土) 10時13分

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